【109A7】
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の予後因子でないのはどれか.
a 年齢
b 病期
c 血清CRP
d 節外病変数
e パフォーマンスステイタス〈PS〉
<国際予後指標の項目の覚え方>
ALPSE(Age,LDH,PS,Stage,Extranodal sites)
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫DLBCLの予後予測モデルとしては国際予後指標 IPI(International Prognostic Index)が用いられています。
<国際予後指標IPI>
①年齢>60歳
②血清LDH>正常上限
③パフォーマンスステイタス〈PS〉≧2
④臨床病期≧Ⅲ期
⑤節外病変数≧2
パフォーマンスステイタス〈PS〉とは、全身状態の指標でPS 2では日中50%以上は起居していることが可能で、歩行や身の回りのことはできるが、軽い家事や事務作業ができず、ときに介助が必要となる状態のこと。
節外性病変をきたす臓器として,消化管,骨髄,肝臓,腎臓,肺,中枢神経などがある。