ショック一般には、ドパミンが用いられる。
ドパミンには昇圧作用に加えて、腎血管と脳血管を拡張する作用がある。
そもそもショックとは
急性の全身性の循環不全のことで、血流量が必要な臓器(脳、腎臓)の障害をもたらすことが大きな弊害。
(※血圧を上昇させるとは: 血管を収縮させ、血管抵抗が増加し血圧を上昇させる。)
低血圧 + 脳機能↓(意識障害) +腎機能↓(尿量低下)
通常だったら昇圧薬の末梢血管の収縮作用があれば、脳血管も腎血管も収縮する。しかし、ドパミンでは
脳血管と腎血管を拡張させて血圧を上昇させる
作用があるのでショックに最適である。