タンデムマス・スクリーニングははH26年4月より新しく導入されたタンデムマス法を用いた新生児マススクリーニングのこと。
日本では1977年から、6疾患を対象とした新生児マススクリーニングが行われてきました。
タンデムマスという機器を用いることで従来の既存の6疾患のうち3疾患(フェネルケトン尿症・メープルシロップ尿症・ホモシスチン尿症)を含む最大22疾患(自治体によっては16疾患)をスクリーニングすることが出来ます。
<タンデムマススクリーニング対象疾患>
引用 タンデムマス・スクリーニング普及協会
タンデムマスによるマススクリーニングは対象疾患が多く、精度が高い特徴がありますが、従来の6疾患のうちガラクトース血症、先天性副腎皮質過形成、先天性甲状腺機能低下症が含まれないことに注意が必要です。従って、ガスリー法(従来のマススクリーニング)も併用されている状況です。
ちなみに、これまでのマススクリーニング法で用いられていた"血液ろ紙"と同じもので検査できます。