肉納豆で覚えるビタミンK依存性凝固因子
ビタミンK依存性凝固因子の有名な覚え方は
肉納豆(2,9,7,10)
例えば、心房細動による血栓予防のためにワーファリンを服用している患者は納豆などのビタミンKを多く含む食材を食べることが出来ない。
肉納豆因子は肝臓でビタミンKの存在下で合成される。
ワーファリンはビタミンKに拮抗して肉納豆の凝固因子の生成を阻害する。
とりあえず、ビタミンK依存性凝固因子を想起する上では「肉納豆」は有用ですが、半減期の長さを知ることは医学的に意味がある
半減期の短い順で肉納豆を覚えよう
肉納豆を並び替えて
7,910,2(泣くトニー)
これが半減期が短い順である。つまり7が最も短く、2(プロトロンビン)が最も長い。
7の半減期は数時間
第VII因子:半減期1.5~5時間
第IX因子:20~24時間
第X因子:1~2日
第II因子:2.8~4.4日
従ってビタミンK欠乏症では半減期の一番短い第7因子が最初に低下するので、ビタミンK欠乏症のスクリーニングはプロトロンビン時間(PT)で行う。