乳児(特に1歳以下の赤ちゃん)には蜂蜜を与えてはなりません。
これは蜂蜜中にはボツリヌス菌の芽胞が多く含まれており、これを摂取した乳児がボツリヌス症になるからである。
これを乳児ボツリヌス症という。
以前は、蜂蜜が乳児突然死の原因の一つとされ、社会問題となっていました。現在、蜂蜜を使った製品には『1歳以下の乳児の摂取は禁忌』と表記されています。
乳児ボツリヌス症の症状
時々蜂蜜を与えていた乳児が、哺乳力が弱くなり元気がなくなってきた
言葉を話せない赤ちゃんにとって、親が蜂蜜を与えていたかどうかは重要な情報です。また哺乳力が弱くなるという事は一大事です。
<症状>
- 哺乳力の低下
- 元気がなくなる(弱く泣く)
- 筋緊張の低下
- 眼瞼下垂
- 瞳孔散大
1歳以下の乳児には蜂蜜を与えないことが予防として大切なんだね!
アセチルコリンの放出阻害による症状
ボツリヌス毒素は神経・筋接合部、自律神経及び節後神経に作用する。これらの神経は伝達物質はアセチルコリンである。
節後神経に作用することで下位運動ニューロンが障害され全身の弛緩性麻痺を生じる。自律神経では副交感神経の機能低下が認められるため、眼瞼下垂、散瞳を生じる。
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