乳幼児突然死症候群は、それまで元気だった乳幼児が突然死するもの。
特に誘因のない突然死がSIDSである。
<定義>
「それまで健康状態および既往歴からその死亡が予測できず,しかも死亡状況および剖検によってもその原因が不詳である乳幼児に突然死をもたらす症候群
- 生後2~6か月に好発する
- 低出生体重児に多い
- 夜間に起こりやすい
- 男児に多い
- 冬季に多い
- うつぶせ寝でSIDSの発生率上昇
- タバコで発生率上昇
- 母乳保育児のほうが発生率低かった
「うつぶせ寝をやめよう」キャンペーンによって減少したことで、うつぶせ寝のほうがあおむけ寝に比べてSIDSの発生率が高いことが分かった。あおむけ寝でもSIDSが発生することはある。
両親が喫煙する場合、両親が喫煙しない場合の約4.7倍SIDSの発症率が高いと報告されている。たばこは、SIDS発生の大きな危険因子である。
- うつぶせ寝を避ける
- たばこをやめる、遠ざける
- できるだけ母乳で育てる