小児の出血傾向の鑑別

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出血傾向にきたす原因を分類すると一般的に

  1. 血小板
  2. 凝固系
  3. 血管壁

のどれかに異常があるとかんがえられる。

小児で出血傾向をきたす疾患としてこれから紹介する

  • von Willebrand病、Glanzmann病
  • 急性型ITP
  • Schönlein-Henoch紫斑病
  • 血友病
を分類して整理していこう。

血小板の機能異常

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von Willebrand病、Glanzmann病

幼児期からの皮下出血、鼻出血、歯肉出血

血小板数の低下

急性型ITP

感冒様症状(先行感染)後に、皮下出血、鼻出血、全身に点状の紫斑

先行感染(風疹が有名)

→抗体が自己の血小板に交差反応

→末梢での血小板破壊

→血小板数減少

が本態である。90%以上で、血小板結合抗体(PAIgG)の検出。

骨髄生検の所見では、巨核球の代償性の増加を認める。

多くは6ヶ月以内に自然治癒する。

血管の異常

Schönlein-Henoch紫斑病

上気道感染に続く、腹痛、関節痛、下腿や前腕の点状出血

凝固系の異常

幼児期からの抜歯後止血困難、関節内・筋肉内への出血

臨床実習の傍ら、Webサービスを運営している医学生。将来の夢は学校をつくること。琴線を記録するサービス kotonohaを製作しました。(俺、この戦争が終わったらスタートアップするんだ...)
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