市中肺炎と院内肺炎の起炎菌

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肺炎はどこで発症したかによって市中肺炎と院内肺炎にわけられます。

市中肺炎(CAP: community-acquired pneumonia)

院内肺炎(HAP: hospital-acquired pneumonia)

の起炎菌について学んでいきます。肺炎を疑った場合に、治療薬を選択するにあたって起炎菌を推定して開始します。

市中肺炎なのか、院内肺炎なのかによって原因微生物が異なるため起炎菌の推定→治療薬の選択につながります。(エンピリック治療)

市中肺炎の主な原因微生物

市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症する肺炎です。

  • 肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae (最多)
  • インフルエンザ菌
  • マイコプラズマ
  • クラミジア
などがあります。
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年代別で見た原因微生物

市中肺炎を更に年代的に見て原因微生物を絞っていきます。

乳児 RSウイルス、インフルエンザ、肺炎球菌、インフルエンザ桿菌
小児 乳児の原因微生物 + マイコプラズマ
青年期 肺炎球菌、インフルエンザ桿菌、マイコプラズマ、クラミジア
成人 肺炎球菌、インフルエンザ桿菌
高齢者 肺炎球菌、インフルエンザ桿菌、レジオネラ、インフルエンザ

院内肺炎の主な原因微生物

院内肺炎とは、入院後48時間以降に発症した肺炎で、基礎疾患を有する患者に発症し、多くは易感染状態にある入院患者が罹患します。

  • 黄色ブドウ球菌
  • 緑膿菌
  • クレブシエラ
  • MRSA
  • 真菌
などがあります。
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