新生児〜乳児におけるPIVKA-Ⅱ上昇はビタミンK欠乏症を考える

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PIVKA-Ⅱ はビタミンK欠乏症でも上昇する

PIVKA-Ⅱというと一般に肝細胞癌の腫瘍マーカーとの認知度が高い。

PIVKA-Ⅱ:protein induced by Vitamin K absence of antagonist - Ⅱ

の略であり、ビタミンK欠乏症でもPIVKA-Ⅱは高値となります。

くみちょう
Ⅱ は第Ⅱ凝固因子(プロトロンビン)だね

ビタミンK欠乏症では、第Ⅱ凝固因子(プロトロンビン)のγ-カルボキシル化が障害されるために第Ⅱ凝固因子(プロトロンビン)の前駆体蛋白であるPIVKA-Ⅱが増加します。

PIVKA-Ⅱはいわば「第Ⅱ凝固因子(プロトロンビン)の出来損ない」というイメージです。

えさきち
ビタミンK依存性凝固因子は医学を学ぶ人にとっては必須事項でしょう!
くみちょう
肉納豆に泣くトニー
ビタミンK依存性凝固因子の覚え方(肉納豆に泣くトニー)!
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新生児・乳児のビタミンK欠乏症で考えるもの

新生児、生後1週間以内であれば新生児メレナを考え、

生後1~2ヶ月であれば、ビタミンKの

  • 摂取不足(母乳栄養)
  • 吸収障害(胆道閉鎖症・新生児肝炎による)

を考える。

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