最小紅斑量試験は光線過敏症の検査のひとつです。
光線を照射して、MED(24時間後に皮膚に紅斑を生じさせるのに必要な最小光線量)を測定して判定します。最も一般的なものはUVBを照射する試験です。
MED minimal erythema dose
erythema は 紅斑だね
日本人健常者のMEDは 50〜150 mJ/cm2 です。また光線過敏症では、一回の照射では反応が生じないことも少なくないため、2〜3MEDを3日間連続照射して皮膚反応をみる誘発試験を行うこともあります。
光線過敏症について
光線過敏症とは、健常人の皮膚では反応を起こし得ないエネルギーの光線であるにも関わらず、何らかの原因により反応を示す疾患を言い、日光露光部に紅斑、丘疹、水疱を認めるときに疑います。
日光露光部は顔、頸部、手背などです
例えば、
- 色素性乾皮症
- 白皮症
- ポルフィリン症
- ペラグラ
- 種痘様水疱症
- SLE
- 単純性疱疹など