発熱が発疹に先行する疾患の覚え方

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発熱と発疹の出現が同時なのか、それとも発熱が発疹に先行するのかは鑑別に重要である。

発熱が発疹に先行する疾患

  • 川崎病
  • 麻疹
  • 猩紅熱
  • 突発性発疹

<覚え方>

熱心に川崎まよが衝突

熱心:熱 → 疹(熱が先行)

川崎:川崎病

ま:麻疹

しょう:猩紅熱

突:突発性発疹

麻疹:二峰性の発熱。一度解熱 → 発疹と同時に2峰目の発熱

突発性発疹:6か月~2歳の乳幼児。前駆症状なしに突然の高熱から始まり3~4日の発熱のあと、解熱と同時に体幹に丘疹を生じる。

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コメント紹介

とても良いコメントを頂いたので紹介します。

麻疹の出席停止期間が『解熱した後3日を経過するまで』なのは『発熱が発疹に先行』するためで、風疹の出席停止期間が『発疹が消失するまで』なのは『発熱と発疹の出現が同時』であるためですね。

こういった知識を応用できると、公衆衛生の丸暗記事項を減らせるので助かります。

【110G50】

6歳の男児.発熱を主訴に母親とともに来院した.10日前に家族で東南アジアに旅行に出かけ5日前に帰国した.4日前に発熱と咳,鼻汁,眼脂および口腔内の粘膜疹が出現した.昨日から高熱となり皮疹も出現したため受診した.意識は清明.体温39.9℃.両側の眼球結膜は充血し,咽頭に発赤を認める.両側の頸部に径1cmのリンパ節を数個ずつ触知する.心音と呼吸音とに異常を認めない.腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない.血液所見:赤血球455万,Hb 12.7g/dL,Ht 35%,白血球3,300(好中球63%,好酸球1%,好塩基球0%,単球8%,リンパ球28%),血小板20万.血液生化学所見:AST 12IU/L,ALT 35IU/L,LD 446IU/L(基準176〜353).CRP 0.8mg/dL.咽頭ぬぐい液迅速検査:アデノウイルス陰性,A群β溶連菌陰性.皮膚の写真を次に示す.
家族への説明で最も適切なのはどれか.

110g50

110G50





診断と正答
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コメント

  1. ふろんてぃあ より:

    麻疹の出席停止期間が『解熱した後3日を経過するまで』なのは『発熱が発疹に先行』するためで、風疹の出席停止期間が『発疹が消失するまで』なのは『発熱と発疹の出現が同時』であるためですね。

    こういった知識を応用できると、公衆衛生の丸暗記事項を減らせるので助かります。

    • Shunsuke Esaki より:

      今日まさに、この手の問題を解いて
      診断まではできたけど出席停止期間は??という問題を解きました。
      知識が繋がるいい考え方ですね、記事内で紹介させてください。

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