糖毒性(glucotoxity)は高血糖持続による悪循環のこと

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

糖毒性(glucotoxity)とは、高血糖が持続することで高血糖自体が膵β細胞の分泌能の低下、インスリン抵抗性を増大させることにつながり更なる高血糖を招く悪循環のこと。

DM患者の血糖コントロールが不十分であるときに問題になることが多く、このような場合には一時的にインスリン注射を導入し、まず糖毒性を取り除くことを選択することが有る。

えさきち
そもそもなぜ糖尿病で高血糖が生じるのかというと"インスリン作用不足"が原因でした。

インスリン作用不足はインスリンの量が足りていない分泌能低下と効きが悪くなる抵抗性の増大が要因。

1型糖尿病と2型糖尿病の違い・見方
糖尿病に至るのはなぜか? 糖尿病とは である。血糖の上昇に反応して膵ランゲルハンス島β細胞からインスリンが分泌され、インスリ...

高血糖の持続それ自体が更なる高血糖を招くので早期からの十分な血糖コントロールが大切

”十分な"と書いた意味はなんでしょう?

つまり、同じ食事療法・運動療法をやっても

中途半端に血糖コントロールしてしまうと同じことやっても血糖がどんどん悪くなる

ということです。なにせ

分泌能低下と抵抗性の増大という根源が悪化しているのだから。

えさきち
同じことをやっても報われないという、悲しい感情につながりひいては医療への不信感に至ることもあります。そうですよね、本人が(しっかり)やってるつもりでも全然良くならないじゃないかと…

よく病歴で"検診で高血糖を指摘されていたが放置していた" と見受けられる。

自覚症状がなく、「まだ大丈夫」と思っていても、悲しきかな事態は進行している。

臨床実習の傍ら、Webサービスを運営している医学生。将来の夢は学校をつくること。琴線を記録するサービス kotonohaを製作しました。(俺、この戦争が終わったらスタートアップするんだ...)
BUMP OF CHICKEN が大好き
bot作りました→といえばbot
botは知識の整理に超有用です。twitter開く度に復習出来ます。
その他111回受験生オススメbot→こちら
Test
気に入っていただけたらシェアお願いします
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です