肺サーファクタントとは、肺胞上皮のⅡ型細胞から分泌される表面活性物質で、リン脂質(90%)、糖蛋白(10%)で構成されている。
肺サーファクタントは何をしている?
肺サーファクタントには肺胞の表面張力を低下させる作用があり、呼気終末の肺胞の虚脱を防止する役割がある。
表面張力低下 = 肺胞が伸展しやすくなる
肺胞は"風船"に喩えられます。一度完全にしぼんでしまった風船を膨らますのは大変でしょう?
肺サーファクタント↑ すると 表面張力↓ なんだね。なんだか、逆に上がりそうなイメージあるけど…
表面張力は肺胞内にある水の膜が引っ張る力のようなものなので、膜が強いと息を吸おうと思っても広がりにくくなります。表面張力が低下すると肺胞が伸展しやすくなります。
肺サーファクタントが不足して呼吸窮迫症候群を生じる
肺サーファクタントが不足する病態で有名なのは新生児呼吸逼迫症候群がある。
肺サーファクタントは妊娠20週頃から産生され始め、羊水中に出現するのは28週〜32週頃である。
不足時には人工肺サーファクタントを気管内に投与する。
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