薬剤熱を勉強しよう!

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薬剤熱(drug fever)は薬剤アレルギーの一種。

えさきち
「薬疹」という言葉があるように、薬剤アレルギーで有名なものは皮疹です。
重症型薬疹TEN/スティーブンス・ジョンソン(Stevens-Johnson)症候群の違いは重症度
薬を使う以上、薬疹は必ず遭遇します。治療の為に使用した薬剤が患者さんを死に至らしめてはいけませんね。このページでは重症型薬疹のStevens...
えさきち
皮疹がない薬剤熱の場合、しばしば不明熱として扱われることが有ります。不明熱を見た場合は薬剤熱も鑑別にあげましょう。

なぜ問題になるか

病歴は大切。

薬剤(セフェム系、ペニシリン系、ループ利尿薬など)の使用後に発熱

という典型的な病歴では何も難しいこともないように思えるが、抗生剤を使用する背景には何らかの感染症が疑わているはず。つまり「熱がおさまらないのは感染の持続?」と思い使い続けていると、不明熱として扱われてしまう。というわけで、薬剤熱の特徴を勉強しよう。

薬剤熱の特徴

  • 薬剤(セフェム系、ペニシリン系、ループ利尿薬など)の使用後
  • 発熱(40℃以下であることが多い)
  • 比較的徐脈
  • 発熱の割には比較的元気(食欲もあることが多い)
えさきち
  • 比較的高くない熱
  • 比較的徐脈
  • 比較的元気

「熱があるのに感染の時みたいにぐったり(全身倦怠感)しないし脈もそこまで速くない」

比較的徐脈とは
比較的徐脈とは、発熱はあるがその割に脈拍が少ないことを指します。 通常では、体温が1℃ 上昇すれば脈拍は10増加すると言われます。 ...

110回医師国家試験で問われた薬剤熱

余力がある人はこちらでイメージを深めると良いと思い紹介します。

110E42(クリックして拡大)

110E42(クリックして拡大)

病歴まとめ

  • 41歳 女性 尿路感染症の治療のため入院
  • 5日前 38.3℃の発熱 尿検査でWBC↑ グラム陰性桿菌 肋骨脊柱角に叩打痛
  • 即日セフェム系の静脈投与開始
  • 尿沈渣に白血球認めず、叩打痛も無くなった。血液検査も異常なし。しかし 発熱は持続
  • 一旦37℃前後まで下がるが、抗菌薬投与後に38℃以上に上昇することを繰り返している
  • 比較的元気な様子で食欲も良好
  • 体温 38.2℃ 脈拍 72/分

答えは aです

臨床実習の傍ら、Webサービスを運営している医学生。将来の夢は学校をつくること。琴線を記録するサービス kotonohaを製作しました。(俺、この戦争が終わったらスタートアップするんだ...)
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コメント

  1. わーきんぐぷあ より:

    俗に言う、ヒカク三原則ですね
    僕が聞いたものは『比較的 CRP が低い』が含まれていました

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