角膜透明性の維持に大切な角膜内皮細胞について

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角膜内皮細胞 は一層の扁平な細胞であり,Naポンプによる能動輸送によって角膜浮腫を防いで角膜の透明性を維持している。角膜内皮細胞は細胞分裂をせず(再生しない),加齢により減少する.内眼手術(白内障手術,緑内障手術など)や長期のコンタクトレンズ装用によってもさらに減少する。

角膜内皮細胞は再生せず、角膜実質への酸素や栄養の供給の役割を担っている。角膜には血管は存在せず、コンタクトの長期利用で汚れが蓄積すると酸素供給が不十分になり角膜内皮細胞がダメージを受け減少するといわれている。コンタクトの長期装用を制限されていた理由はここにある。コンタクト装用者は経験があると思われるが、眼科受診時にチェックされるのが角膜内皮細胞の密度である。

くみちょう
血管があったら便利そうなのに
えさきち
角膜から進入した光は水晶体,硝子体を通って網膜に達します。光の像を結ぶ直線状に血管があっては像が綺麗に結べませんよね?よってこれらは無血管組織となります。
えさきち
繰り返しますが 角膜内皮細胞は再生しません。最近のコンタクトレンズは性能が上がり昔ほどうるさく言われなくなりましたが、インターネットではなく定期的に診察検査をしてもらいながらコンタクトを使用することをお勧めします。

角膜内皮細胞の密度は正常では2,500~4,000cells/mmであるが,極端に減少して500cells/mm2程度になると角膜浮腫を生じ,水疱性角膜症を発症する

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