統合失調症の思考形式の障害の一つ、滅裂思考には
- 連合弛緩
- 言葉のサラダ
- 言語新作
滅裂思考とは、観念の連合(つながり)が保たれずまとまりがなくなること。
- 連合弛緩:話の中で因果関係が無くなる
- 言葉のサラダ:さらに、文の中で主語述語の関係がおかしい
- 言語新作: 使われている言葉がそもそもおかしい。意味が通らない。
例えば、次のA~Cの事柄についてしゃべったとする。
Aという事柄(今日は雨が降った)
Bという事柄(本来の予定ではピクニックに行く予定だった)
Cという事柄(雨が降ったので予定を変更して映画を見よう)
通常ならば、
A → B → C
の順序で、適切に接続詞を使いながら伝えることができる。
統合失調症では、次々と話をするが話の中に因果関係がなくなってしまう。この状態を連合弛緩という。さらに、主語述語の関係までおかしい話になると言葉のサラダといい、ひとつの話の中で言葉がおかしくなると言語新作という。