髄外造血をきたす疾患と臓器

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ヒトの成人では通常、胸骨・骨盤・肋骨・頭蓋骨などの扁平骨や椎体で造血がメインでおこわなわれている。

胎生期では卵黄嚢→肝臓、脾臓(肝>脾)と骨髄以外でも造血が行われてり、出生に近づくにつれ骨髄へと造血の場が移行する。

髄外造血とは病的理由で胎生期に行われていた骨髄以外でも血球産生が再び行われるようになった病態である。

くみちょう
骨髄以外→髄外 で造血!

髄外造血がみられる疾患

  • 重篤な慢性貧血
  • 骨髄繊維症
  • 癌の骨髄転移
  • Hodgkinリンパ腫
  • 骨髄への放射線照射
  • 慢性骨髄性白血病
  • 真性赤血球増多症
  • 本態性血小板血症
などがある。

髄外造血をおこなう臓器

脾臓が最も代表的である。

胎生期には卵黄嚢から完全に造血能をバトンタッチされた胎生3か月の頃は肝臓と脾臓を主体に造血を行うが、その時のメインは肝臓である。

しかし、成人になると脾臓が最も髄外造血を行う臓器となる。

<髄外造血をおこなう臓器>

  • 脾臓
  • 肝臓
  • リンパ節

肝臓、リンパ節以外にも様々な臓器で髄外造血を認める可能性はあるが、ここでは簡略化のため割愛する。

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コメント

  1. わーきんぐぷあ より:

    大変参考になりました。

    ところで、細かいことで恐縮ですが、
    『骨髄繊維賞』は『骨髄線維症』ではないでしょうか?
    機会がありましたら、ご訂正よろしくお願い致します。

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