黒色表皮腫(AN: acanthosis nigricans)は頸部、腋窩、外陰部などに黒褐色の色素沈着、乳頭状隆起を生じる疾患です。
画像1引用先:黒色表皮種
擦れるところに出来やすい傾向にあります。
ザラザラしているね!悪性黒色腫(Malignant melanoma)と間違えないでね!
黒色表皮腫は基礎疾患として
- 内分泌疾患
- 悪性腫瘍(特に、胃癌)
- 肥満
が考えられます。裏に全身性の疾患が隠れていてそれが表皮に皮疹として表れる
デルマドロームの一種です。
画像2引用先:腋窩黒色表皮種
肥満関連型AN、良性型AN
肥満関連型が最多
肥満に関連した黒色表皮種が最も多く、肥満関連型といいます。(画像1)
肥満でないならば、糖尿病に伴うもの、先天異常のものなどなんらかの内分泌障害が原因で黒色表皮種を呈することがあり、これらは良性型と言われます。
悪性型AN
内臓悪性腫瘍(特に、胃癌)に合併します。悪性腫瘍に先行または同時に発生する場合が70%を占めるため早期発見につながります。
悪性腫瘍を早期発見できたら最高だね!crazy!