壊疽性膿皮症(pyoderma gangrenosum)は、辺縁が堤防上に隆起した潰瘍を繰り返す疾患です。有痛性穿堀性潰瘍が多発します。
原因不明の再発性疾患です。
エッソに いけば 黒い 牛が 大炎上
壊疽性膿皮症はデルマドロームとしても重要な疾患です。
症状・経過
下腿に好発し、膿疱・丘疹が急速に拡大・癒合して辺縁隆起性の潰瘍を形成します。発熱、関節痛などの全身症状はみられても軽度です。
数か月の経過で瘢痕治癒し、繰り返しながら慢性に経過します。
無菌性潰瘍である
潰瘍面を細菌培養しても菌は検出されません。
引用先 画像1:医師国家試験 99G6
合併症の検索が重要
壊疽性膿皮症はデルマドロームのひとつです。
<合併疾患例>
- MDS
- Chrohn病
- UC(潰瘍性大腸炎)
- 大動脈炎症候群
壊疽性膿皮症を認めたら合併症の有無を検索する必要があります。
(特に、腸管病変と血液疾患)
ゴロで覚えよう!
エッソに いけば 黒い 牛が 大炎上
- エッソ(壊疽性膿皮症 Essoガソリンスタンドと掛けている)
- いけば (骨髄異形成症候群)
- 黒い(Chrohn病)
- 牛が(UC)
- 大炎上(大動脈炎症候群)
壊疽性膿皮症 |
|