ASDの固定性分裂について

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はじめに…

Ⅱ音とは房室弁(僧房弁、三尖弁)の閉まる音であり、三尖弁が閉まる音をⅡP、僧房弁が閉まる音をⅡAと呼ぶ。

正常でも、Ⅱ音は吸気時に分裂している(ⅡA→ⅡP)

これは吸気時に静脈還流(VR)が増加することによって肺動脈弁の閉鎖が遅れるため。

ASDではなぜ固定性分裂を生じるのか?

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固定性分裂とは

吸気時も呼気時も明確にⅡ音が分裂(ⅡA→ⅡP)すること
えさきち

固定性 = 吸気時も呼気時も

正常の吸気時のⅡ音の分裂をおさらいすると、Ⅱ音が分裂するのは

静脈還流が増えて右房・右室の容量負荷により、三尖弁の閉鎖が遅れることで生じる。

ASD(心房中隔欠損症)では心房レベルでの左→右シャントが顕著である。

ASDでは、吸気・呼気を問わず右心系の容量負荷を生じ常にⅡpが遅れる

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