TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)は何と言っても5徴!
- 発熱
- 血小板減少
- 溶血性貧血
- 動揺性の精神神経症状
- 腎機能障害
覚え方と銘打ってしまいましたが、これは暗記するものではありません。機序を考えれば、5つ関連付けて覚えられます。
von Willebrand因子切断酵素(ADAMTS13)の活性低下により血小板血栓が多発し、微小血管で赤血球が機械的に破砕されるのが本態でしたね。
血小板が消耗され血小板減少をきたし、赤血球が破壊されるので溶血性貧血をきたす。破砕赤血球のかけらが脳や腎臓などの微小血管臓器に飛んで詰まることで、神経精神症状、腎機能障害を生じる
変にゴロ合わせや丸暗記で覚えるよりも
機序を覚える!
機序を覚えることがTTP(血栓性血小板減少性紫斑病)を攻略する第一歩です。
TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)はHUS(溶血性尿毒症症候群)との鑑別が大切な疾患です。以下にまとめましたので、一気にマスターしちゃいましょう。